「全国和牛能力共進会」は、全国の優秀な和牛を一堂に集めて、改良の成果やその優秀性を競う大会です。審査は、種牛(雄牛・雌牛)の姿・形の体型の良さなど、改良の成果を月齢別に審査する「種牛の部」と、肉質を審査する「肉牛の部」があります。また、前回大会では、復興特別出品区として「高校の部」が開催されましたが、第12回鹿児島大会からは、「高校及び農業大学校」の部として新設されます。全国の和牛関係者にとって、この大会で優秀な成績を収めることは、和牛ブランド力の向上につながることから、最も重要な大会となっています。
第11回宮城大会の様子
共進会には、開催の都度、時代の流れに即応した、開催テーマが設けられています。
鹿児島県では、昭和45年に第2回大会が開催されており、令和4年に開催される第12回大会は、全国で初めての2回目開催となります。
大会 | 開催県 | 開催年 | 参加道府県出品頭数 | 開催テーマ |
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第1回 | 岡山県 | 昭和41年 | 6県 99頭 |
和牛は 肉用牛たりうるか |
第2回 | 鹿児島県 | 昭和45年 | 24府県 211頭 |
日本独特の肉用種を 完成させよう |
第3回 | 宮崎県 | 昭和52年 | 33道府県 279頭 |
和牛を農家経営に 定着させよう |
第4回 | 福島県 | 昭和57年 | 33道府県 314頭 |
和牛改良組合を 発展させよう |
第5回 | 島根県 | 昭和62年 | 35道府県 324頭 |
着実に伸ばそう 和牛の子とり規模 |
第6回 | 大分県 | 平成4年 | 35道府県 391頭 |
めざそう国際競争に 打ち勝つ和牛生産 |
第7回 | 岩手県 | 平成9年 | 37道府県 432頭 |
育種価とファイトで 伸ばす和牛生産 |
第8回 | 岐阜県 | 平成14年 | 38道府県 469頭 |
若い力と育種価で早めよう和牛改良、 伸ばそう生産 |
第9回 | 鳥取県 | 平成19年 | 38道府県 492頭 |
和牛再発見! -地域で築こう和牛の未来- |
第10回 | 長崎県 | 平成24年 | 38道府県 480頭 |
和牛維新! 地域で伸ばそう生産力 築こう豊かな食文化 |
第11回 | 宮城県 | 平成29年 | 39道府県 513頭 |
高めよう生産力 伝えよう和牛力 明日へつなぐ和牛生産 |